母の愛に勝るものなし。

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昨日、電話越しの私の頼りない声を聞いた母は、迷わず「そっち行くね」と。

片道5時間かけて駆けつけてくれました。

電話ではワンワン泣いたけど、母を目の前にしたら… 泣けなかった。

文字通りの無償の愛に、胸がギュッとなり涙がこみ上げてきたけど、とっさに我慢してしまいました。

 

親元を離れると決めたのは他でもない自分で、いつでもすぐに会えるわけではないことくらい、想定していたはずで。

それやのに今更「さみしい」なんて、甘えられず…

 

大人になって分かることが本当に多いです。

私が子供の頃、仕事もしながら学校の行事ごとには必ず来てくれたし、服も、靴も、流行りの文房具も携帯電話も、欲しいと言うものは買ってくれた母。そんなに裕福な家庭ではなかったけれど、習い事も留学も、したいと言うことはさせてくれました。

6年間毎日お弁当作ってくれたのも、送り迎えしてくれたのも、休みの日には色んなところへ連れて行ってくれたのも、そして、地元を離れることを応援してくれたのも、それも全て、母がいつでも自分のことは後回しで、子供を最優先に考えてくれたから。

完璧主義な母が、命削って子育てをしてきたこと。

私がこんなにも思われて、愛情注がれて育てられたこと。

 

昔はそうとも知らず、悲しませるようなこと言ったり、今でも当たり前のように思ってしまったり…

 

でも、母は偉大でした。

そんなことなどゆうにお見通しで、今日も「また来るね」なんてことをサラッと言うので、また、涙を堪えました。

母の優しさに、母の愛に勝るものはない。

 

 

「お父さんとお母さんはいつでも味方やきね」

「帰る場所はここやきね」

「宝物だよ」

いつか私にも子供ができたら、そんな風に愛そうと思います。